TOEIC英語学習ナビ [入門編]
TOEICの語彙・文法レベル
TOEICの語彙・文法は難しくない
実際のビジネスで使われている英語を調査して開発されたTOEICの語彙レベルは、約3,700語です。これは、英語で大学の授業を受けることを想定したTOEFL(約6,100語)や、英検1級(約8,200語)より容易です。文法も、高校1年生までに習う基本事項です。
特に、口語(話し言葉)が中心のリスニング問題の単語は、90%が中学3年生までに習う単語です。リーディング問題を含めると、全体の語彙レベルは、大学入試センター試験(約3,000語)より上ですが、高校3年生までに習う単語の知識で、860点の取得が可能です。
<学校英語で取れるTOEICスコア>
- 中学3年生まで(約1,000語) 470点
- 高校1年生まで(約1,500語) 600点
- 高校2年生まで(約2,000語) 730点
- 高校3年生まで(約3,000語) 860点
TOEICに登場する単語の約8割が、学校で習った単語と言われても、「忘れてしまった(覚えられなかった)単語が多い」という人もいるかもしれません。それでも、はじめて見る難解な単語ではなく、どこかで見た気がする単語が大部分のはずですから、英文にふれる中で思い出していくことが可能です。
学校で習っていない単語も難しくない
学校英語に登場せず、TOEICのみに登場する単語は、約700語です。これが、ビジネス英語用の単語ということになりますが、難解な単語はあまり多くなく、日常社会生活で目にする単語ばかりです。しかも、約300語は、すでに「カタカナ英語」として、日本語に取り込まれているものです。
<学校英語に登場せず、TOEICに登場するカタカナ英語の例>
activity「アィティビティ」、airport「エアポート」、alarm「アラーム」、announcement「アナウンスメント」、appointment「アポイントメント」、area「エリア」、bank「バンク」、brand「ブランド」、case「ケース」、cash「キャッシュ」、charge「チャージ」、check「チェック」、code「コード」、company「カンパニー」、complete「コンプリート」、convenience「コンビニエンス」、corporate「コーポレート」、corporation「コーポレーション」、cost「コスト」、delivery「デリバリー」、economy「エコノミー」、editor「エディター」、engineer「エンジニア」、estate「エステート」、excellent「エクセレント」、factor「ファクター」、fax「ファックス」、field「フィールド」、file「ファイル」、finance「ファイナンス」、force「フォース」、form「フォーム」、furniture「ファニチャー」、information「インフォメーション」、install「インストール」、item「アイテム」、license「ライセンス」、list「リスト」、local「ローカル」、maintenance「メンテナンス」、major「メジャー」、marketing「マーケティング」、meal「ミール」、medical「メディカル」、meeting「ミーティング」、membership「メンバーシップ」、million「ミリオン」、official「オフィシャル」、operator「オペレーター」、power「パワー」、president「プレジデント」、price「プライス」、project「プロジェクト」、range「レンジ」、rate「レート」、receipt「レシート」、receive「レシーブ」、reception「レセプション」、regular「レギュラー」、repair「リペア」、reserve「リザーブ」、review「レビュー」、route「ルート」、service「サービス」、staff「スタッフ」、theater「シアター」、trade「トレード」、unit「ユニット」など、約300語。
※代表的な教科書とTOEICテストとの比較結果