みなさんの英語学習は、平均で1日何分位ですか?
企業研修やスクールでは、平均で1日60分を推奨しています。この位の時間であれば、通勤の行き帰りだけでも確保でき、TOEIC L&Rスコアが700点未満の方は、年に100点ペースの伸びが可能です。
そんなに学習できていないという方は、「学習方法」の見直しと、「マインド」のリセットをおすすめします。
今回は、通勤時間だけでもできる効果的な学習習慣の作り方をご紹介します。
Before-Afterを比較して伸びを実感できる学習法
学習は「成果を感じられること」が、継続のエネルギーになります。とは言え、TOEICスコアや、英語を使った際の体感で、英語のレベルが上がるには、100時間単位の時間がかかります。それまでの「やる気」を維持するには毎日の「伸び」が確認できる学習法を選ぶことがポイントです。
通勤時間を使って行う具体的な方法を見てみましょう。
Step 1
(家から駅までの歩きなどで)
・初めて学習する英文を聞き、理解度を確認する。
Step 2
(電車の中などで)
・Step 1で聞いた英文のテキストを見て、聞き取れなかった部分や、内容(意味)を確認する。
・英文を聴きながら、テキストを目で追って発音を確認する。
※10~20分程度
Step 3
(駅から会社までの歩きや、会社の自席や会議室などで)
・Step 2で確認した英文を、基本構文を中心に音読する。
※10分程度
Step 4
(帰りの通勤途中などで)
・Step 1~3で学習した英文を聞き、理解度の伸びを確認する。
Step 1(トレーニング前)と、Step 4(トレーニング後)の比較で、「朝」は聴けなかったものが、「夕方」には聴けるようになります。
毎日学習する英文は、1つでも、これまで学習した英文を、Step 1、4で復習として聞いたり、シャドウイングを行うと、全体で60分位の学習になります。もちろん、1日の学習で、十分聴けるようにならなかった英文は次の日も学習して構いません。これを平日続けるだけで、1ケ月20英文、3ケ月60英文の学習で、英語レベルが着実に上がっていきます。
スマホを使っている時間を英語学習に置き換える
最近、電車に乗っている人は、スマホをいじっている(8割)か、寝ている(2割)人がほとんど、ではないでしょうか?10年前であれば、新聞か本を読んでいる人が6割以上だった気がします。
スマホをいじっている人の中には、新聞(ニュース)や本を読んでいたり、学習している人もいますが、ゲーム、SNS、漫画、動画の人がとても多い!同じスマホで、英語テキストを読むことも、音声を聞くこともできますが、ほとんど見かけません。
『スマホをいじる時間で学習すれば、毎日60分は、簡単にできます』
これは、おそらく言われなくても分かっていることかと思います。
そして、分かっているのに、そうならない理由は、これかと思います。
・通勤時間は、疲れた神経を休めたい。
・疲れた神経を休めるのに、息抜きしたい。
理由がわかったら、解決方法は簡単です。
疲れた神経が休まって、息抜きになる英語学習を、スマホですれば良いのです。その学習は、おそらく単語の暗記や、TOEICの練習問題を解くことではなく、前述のように、Before-Afterの比較で「伸び」が実感できる方法です。ぜひ、お試しください。