TOEICに向けた勉強だけだと、 あまり意味がない。 | 英語&スキルトレーニング BizCom

TOEICに向けた勉強だけだと、 あまり意味がない。

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TOEIC-test
みなさんこんにちは。鹿野晴夫です。

大学などで、TOEIC受験の数ケ月前に学習法の講演会を依頼されることがあります。直前対策といった内容を期待して参加される方もいらっしゃいますがお話するのは、日頃の学習法です。

もちろん、初めてのTOEIC受験なら実力が発揮できるようように、公式問題集などを使って、問題形式に慣れておくことが必要です。しかし、問題形式に慣れたら、あとは実力を上げるしかありません。

実力を上げるのは、日頃の学習で、直前の対策ではありません。日頃から学習し、TOEICの直前にさらに学習量を増やすなら良いですが直前にしか学習しないなら、次のTOEICには、元に戻っているでしょう。

ですから、TOEIC初受験の方こそ、これを機会に、日頃の学習を始めるべきです。そして、受験後も学習を止めずに、次のTOEICを受験すれば、学習の成果がスコアになって表れます。


形式と感覚を忘れる前に次のTOEICを受ける!

皆さんは、どの位の頻度で、TOEICなどのテストを受けていますか?

英語力のアップを目指すなら、学習成果の確認や、学習のペースメーカーとして、テストを定期受験することがベターです。1日1時間程度の学習時間であれば、スコアアップに必要な時間を考えると半年に1回か、年1回の受験がおすすめです。学習のペースメーカーとしてなら、3ケ月に1回か、半年に1回の受験がおすすめです。いずれにせよ、あまり期間を空けるとテスト形式や時間感覚を忘れますから受験月を決めて、定期受験することです。

ちなみにTOEIC申込サイトに登録し、TOEIC L&R公開テストに申込むと、1年後の公開テストが、割引の5,092円で申込めることをご存じでしたか?このサービスを利用して受験すると、さらに1年後も割引が適用になります。受験月を決めておくと、経済的にも、お得というわけです。

テストという発想を捨て英語の練習試合と考える!

TOEICを定期受験と聞いて、「テストが嫌い」という方や、「テストが学習目的ではない」という方もいるかもしれません。確かに、私もあまり英語が出来ない頃、「2時間200問の量が辛い」とか、「出来ないのはイヤ」と思っていたものです。

ある時から、発想を変えて、「ビジネス英語の練習試合」、「英語での仕事のつもり」と考えています。英語での仕事の機会が少ない方こそ、TOEICを練習試合と考えてみてください。実際の海外出張や英語会議を考えればTOEICの2時間が短く感じられますし、TOEICが出来るようになることで、英語の仕事も楽になると思えるはずです。

また、テストが嫌いな方の多くは、「テスト前の辛い勉強が嫌い」なようです。そんな方は、TOEIC直前に、特別なことをしようとせず、普段通りの学習で受験してはどうでしょう?特別なことをせず受験すれば、気楽に受けられるようになります。また、特別なことをしていない分、TOEICの2時間が貴重な時間と思えて、有意義にも感じられるはずです。ぜひ、お試しください。

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