言語学習は、日本語も英語も、一生続けて、磨いていくもの。 | 英語&スキルトレーニング BizCom

言語学習は、日本語も英語も、一生続けて、磨いていくもの。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
lifelong learning
みなさんこんにちは。鹿野晴夫です。

福岡県教育委員会、茨城県教委員会で、中学英語教員の皆さんを対象に、自身の英語力を伸ばす研修を担当しました。文部科学省は、英語教員の英語力として、TOEIC L&R 730点、英検準一級、TOEFL iBT80点を目標にしています。英語教育の4技能化の流れの中で、高い指導力・英語力を目指して教員の皆さんも奮闘中というわけです。

ここまでお読みになって、「英語の先生なら、自分の英語力アップは簡単では?」という疑問があるかもしれません。確かに、英語のレベルは違えど、勉強の仕方を指導していて、少なくとも先生になる前には、英語学習していたのですから、決意さえすれば、何とかなりそうです。

しかし、先生からは、「忙しくて学習の時間が取れない」という声も聞こえてきます。


テストの前だけ勉強しても英語力は伸びない!

中学教員の残業は、平均で週20時間を越えており、とても忙しいのが実情のようです。しかし、忙しいなら、まとめて学習しようとせず、毎日、少しずつ進めてはどうでしょう?

テスト前にまとめて勉強して、テスト後は止めるのでは、英語力は伸びません。中学高校の6年間勉強しても英語が身につかない理由は、テストや大学受験が終わると、学習を止めてしまうからです。

言語学習は、英語に限らず、母語でも、Life-long Learning(生涯学習)です。学校を卒業しても、国語の勉強が終わるわけではなく、社会人になれば、新人研修でビジネス日本語を学び、配属先では、メールを直され、企画書を直されと、母語の学習を続けるはずです。まして、それが外国語なら、なおさらのことです。


忙しいから出来ないのは、学習方法が楽しくないから。

「毎日少しの学習でも、忙しくて出来ない」という方もいます。これは、物理的に5分、10分が取れないのではなく、学習の方法がつまらないのが理由です。

仕事が忙しくなると、自由な時間が少なくなる。すると、優先順位が高いか、楽しいものに時間を使い、優先順位が低いか、辛いものに使う時間が減っていくのです。忙しいときこそ、短い時間でも達成感がある、あるいは、興味が持てて、息抜きになる学習を実践すべきです。

英語は一生続けて、磨いていくもの。だから、そのための学習は、ずっと続けられる方法であるべきです。

最近、学習が止まっているか停滞気味というみなさん、英語学習の方法を見直してみませんか?

最新記事をSNSでフォロー(購読)できます。