前回はライティングトレーニングとして「3行日記」を紹介しましたが、実践されていますか?
今回は、「面白かった本」の感想を英語で書く、「ブックレビュー」に挑戦しましょう。少し難しそうに聞こえますが、3行日記を応用すれば大丈夫です。
ブックレビュー(ノンフィクション)の基本ストラクチャー
(1)「タイトルと作者」を書く
まずは、本のタイトル紹介です。
その際の基本の型は以下です。
I read a book called _____ by ____.
(例)
I read a book called “The Chrysanthemum and the Sword” by Ruth Benedict.
「私は、ルース・ベネディクトの『菊と刀』を読みました」
(2)「読み知ったこと」を書く
次に、知ったことの紹介です。
その際の基本の型は以下です。
According to the book, ______________.
(例)
According to the book, ninety-nine point five percent of the people could read and write in Japan during the last war.
「本によると、戦時下の日本では識字率は99.5%でした」
(3)「学びや気づき」を書く
最後は、本を読んで印象に残ったことを書きます。
印象に残ったのが単語であれば、
I learned the word “_____.”
表現であれば、
I learned the expression “____.”
のように書きます。
(例)
I learned the words “guilt and shame.”
「『罪と恥』をという言葉を学びました」
なお、TOEIC L&R で、860点以上を目指す皆さんは、さらに一歩進んで、印象に残った「内容」を書き残すとよいでしょう。
その際の基本の型は以下です。
I found it interesting that ____.
(例)
I found it interesting that the author thought that Japanese people relied on order and hierarchy, while Western people had faith in freedom and equality.
「西洋社会が自由と平等を信じる一方で、日本人は秩序と序列に重きを置くと、作者が考えたことが印象的でした。」
まずは、基本の型に、本の英文を当てはめるだけの簡単なライティングですが、続けるうちに、英文の基本構造が内在化されライティング力がついていきます。
1週間に1つレビューを書くと、1年で48個ものレビューが完成します。書いたレビューは、話すネタになり、会話の幅も広がりますよ。ぜひ、お試しください。