学習法の基本を再確認しよう!ライティング学習の心構え | 英語&スキルトレーニング BizCom

学習法の基本を再確認しよう!ライティング学習の心構え

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こんにちは。鹿野晴夫です。

みなさんは、ライティングとスピーキングでは、どちらが得意ですか?

得意とまで言えないまでも、比較すれば、「ライティング」という方が多いのではないでしょうか?研修を担当している企業様でも、TOEIC S&Wテストのスコアは、ライティングの方が高い傾向があります。

その理由は、中学・高校での文法や英作文のおかげです。ライティングでは、スピーキングほどの即応能力は求められません。ある程度、自分のスピードで、考えながら書くことが可能で、文法の基礎があれば、まずまずの文が書けます。

しかし、書きあがった文が「絶対に正しい」とか、「自然な文だ」といった自信を持てる方は少ないはずです。

そこで今回は、ライティング学習の心構えを確認しましょう。


「考えても自然な文は書けない」⇒ 毎日のインプットが基本

前述の通り、文法や英作文の力は、あった方が良いわけですが、これだけで、自然な文が書けるわけではありません。自然な文が書けるには、自然な文をたくさん読むことで、自然な文に馴染む(=不自然な文に違和感を感じる)ことが必要です。

さらに、スピーキング同様に、手持ちの表現を増やすことで、速く正確に書ける文を増やすことが必要です。基本的な文法に不安のある方は、手持ちの表現を増やす際に、その表現で使われている文法を確認していくといいでしょう。

仕事でメールのやり取りがあるなら、相手のメールを何度か音読し、自分でも使えそうな表現を音読筆写(声に出して数回書き写す)。さらに、その表現を手帳などに、書き溜めておけば、自分だけの表現集として活用できます。

英文をやり取りする相手がいないなら、TOEIC L&Rテストの練習問題にあるメール英文を使っても、同じトレーニングができます。


「長い英文はロジックが決め手」⇒ 三角ロジックを活用する

手持ちの表現を活用したり、基本的文法の知識を使うことで、短い文章が書ける方でも、長い文章になると、自信がないという方もいるはずです。

長い文章が難しく感じるのは、以下が原因です。

・そもそも日本語でも得意ではない
・考えを整理しないまま書こうとする
・頭に浮かんだ日本語が英語にならない

ここで、お気づきの通り、最初の2つの理由は、英語の問題ではありません。日本語で少し問題なことが、英語になると大きな問題という状況です。

解決方法は、日本語でも英語でも大事なロジック(論理)の組み立てに強くなることです。ロジックの考え方は、「結論」「理由」をはっきりして、「事例」で補足することです(三角ロジック)。

ロジックに慣れるために、最初は、3センテンスの短い文章から書き始めてみてください。

<例1>
結論: I don’t like summer.
理由: Because it’s hot.
事例: This consecutive heat makes me exhausted!

「夏は嫌い。だって、暑いから。暑さの連続で、疲れちゃうよ」

<例2>
結論: I agree with you.
理由: Your plan is more effective than him.
事例: Especially I like the idea of expanding sales.

「君に賛成。彼のプランより効果的だ。特に、売上拡大のアイデアが気に入ったね」

短い文章を書くのに慣れてきたら、理由を2~3つに増やし、事例を膨らませていくと、長い文章が書けるようになります。ロジックを明確に書いていくと、考えがまとまらないままに浮かんだ日本語を英語にする作業も減り、短時間で書けるようになります。

英語を書く機会が無い人は、Facebook や Instagram などSNSに、英語の投稿をアップしてはどうでしょう?つたない文書でも、反応があると、また書こうというエネルギーが得られるはずです。

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