皆さんは、すでに発信力アップのトレーニングをされていますか?
先日のBizCom公開講座では、伸ばしたいスキルの第1位は、スピーキングでした。しかし仕事で話す機会が無いうえ、会話以外に話す力を伸ばす方法が思い浮かばないという方がほとんど。
そこで今回は、独りでできるスピーキングトレーニングを紹介します。
■独りでできて力がつく3つのスピーキングトレーニング
(1)「表現日記」トレーニング
社会人の皆さんなら、毎日何回も見返すビジネス手帳をお持ちのはずです。そのビジネス手帳の余白に、毎日、気に入った英語表現を、1つずつ書き入れましょう。
スピーキングのトレーニングなのに、「書き留める」のは、何故でしょう?
慣れない英語を話そうとするとき、私達は頭の中に英単語を並べながらそれを音声化しています。ですから、単語をうまく並べられないとうまく話せないわけです。聞いたり、読んだりするだけでなく、「書き留める」(見て・書く)ことで、正しい語順を確認することができます。もちろん、話すわけですから、英語を書きとめたあとで、3回くらい声に出して音読することも大事です。
(2)「独り言」トレーニング
TOEIC S&W を受験すると、写真を見て英語で描写する問題があります。これと同じ要領で、通勤時などに目にしたものを英語で話してみましょう。
例えば、道を歩きながら、
I’m walking down the street.
I am wearing a dark grey suit.
I was just passed by a young girl.
周囲を描写して、
There is a bakery on my right.
There is a large parking lot across from it.
自分の感想を加えて、
A man is looking at his smart phone.
I think it’s dangerous.
「独り言」トレーニングをしていると、表現できない言葉に遭遇します。「ツツジ」って何ていうのかな?「縁石」って何ていうんだろう?
そんなときは、電車に乗ってから、スマホで調べるとわかります。azalea, curb とわかったら、次の日に、もう一度描写しましょう。前日よりも上手に話せるはずです。
(3)「3行日記」トレーニング
これは、日々の出来事の中で、印象に残ったことを3文で話す練習です。とはいえ、最初は上手にできませんから、3文を書くことから始めてください。
例えば、週末の出来事なら、
1. いつどこへ行ったか
2. 何をしたか
3. どう思ったか
を書いてみましょう。
I went to Makuhari, Chiba on January 22.
I ran Sanspo Chiba Marine Half Marathon 2017.
It was cold and windy, but I am glad I finished the race with my personal best.
話すためには、話すネタが必要です。書いたものは、話題の在庫になり、いざという時に簡単に話すことができます。
「書くようにしたら行動的なった」という東京センターのスクール生がいます。書くためのネタ探しをしていると、自然に行動的になるのだそうです。もちろん、話すネタがあるのですから、話すことにも積極的になれますね。
いかがでしたか?今日はスピーキングのトレーニング法を3つ紹介しました。発信力の強化としてだけでなく、トレーニングにマンネリを感じた際にもおすすめです。ぜひ、お試しください。