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多読でリーディング力アップ

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洋書を読む男性
みなさんこんにちは。松尾謙一です。

みなさんのリーディング力は、順調に伸びていますか?

テキストでトレーニングして、練習問題を解いているけど、伸びないという方はいませんか?あるいは、TOEICを解くと、リーディング問題の解き残しが大量にあるという方はいませんか?

これらに当てはまる人は、「英文を英語のまま理解する力」と「大量の英文を読むスタミナ」が不足しています。

そこでおススメなのが、洋書の多読です。洋書の多読のコツは、(1)速く、(2)訳さず英語のまま、(3)なるべく辞書を引かずに、読みすすめることです。そのためには、(1)~(3)が可能な洋書を選ぶことが大切です。


挫折しない洋書の選びの3つのポイント

[1] 易しい洋書を選ぶ

学習者向けに使用語彙数が300、600、1,000といった具合に制限された洋書シリーズがあります。ペンギン リーダーズ、オックスフォード ブックワームス、マクミラン リーダーズ、などが代表的です。

難しい単語が少ないので、返り読みをすることもなく、英語のまま理解できるため日本語に訳す必要がありません。読むスピードがついてきたら、徐々に語彙レベルを上げていきます。知らない単語があっても気にせず読み進められるようになればレベルアップのサインです。

[2] 興味のあるジャンルから選ぶ

レベルを上げた結果、知らない単語も増え難しく感じることがあるかもしれません。そんなときは、レベルを下げる前に違うジャンルの洋書を選んでみましょう。

学習者向けの洋書のジャンルは、ジャンルも豊富です。物語や小説だけでなく伝記、地理、科学といったノンフィクションもあります。豊富なジャンルの中には、興味が湧くタイトルもきっとあるはずです。関心の高いトピックなら、想像力や集中力が増して多少語彙の難易度が上がっても内容の理解ができるものです。

[3] 既知の内容を読む

興味があるトピックだと思ったけど実際には、あまり面白くなかったということもあるかも知れません。ここで、我慢して読み続けると、苦手意識が高まって挫折の原因となることがあります。

そんなときは、読むのを止めて、違う切り口から、洋書を選び直しましょう。

今度は、ある程度背景知識のあるトピックを選んでみましょう。見たことのある映画の原作や、有名な小説、著名人の伝記などがおすすめです。登場人物や話の展開を知っていると少々難しい語彙や表現に出会っても推測しながら読み進めることができます。

いかがでしたか?今日は洋書の選び方について3つ紹介しました。

なお、洋書を読む目的は、「スピード」と「スタミナ」です。多読では、知らない単語は飛ばして読んでいきますから、新しい語彙は増えません。新しい語彙を増やすのは、テキストを使ったトレーニングです。テキストで素振りした英語を、洋書の多読という練習試合で実力に変えていくわけです。

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