English Trainer (ET)は、TOEIC L&R 470点・600点・730点・860点・950点の目標別に、それぞれの目標に応じた複数のトレーニングを、最適な順序と回数で組み合わせています。トレーニングの順序や回数は、テキストと併用する「Workbook」に記載されていますから、誰でも迷わず取り組めます。トレーニングの詳細は、「活用ガイド」や「活用ビデオ」で確認でき、不明点はお気軽にご質問いただけます。
1冊(3ケ月分)のテキストは、20 Round(20英文)で構成されています。分散学習の効果を最大限に引き出すために、1つの Roundを2回トレーニングします(週5日のペースで8週間)。2回目のトレーニングは、記憶が薄れかける翌日以降に、1回目より少し難易度を上げて行います。これにより、記憶の定着が確実になります。Round 7, 14, 20のトレーニングが2回終了した時点で、30問の「課題」にチャレンジして定着度をチェックします。以上で、1冊のテキストのトレーニングは終了ですが、余力のある方は、定着が不十分だと感じたRoundを中心に、3回目のトレーニングにも取り組めます(週5日のペースで4週間)。
470点目標「チャンク単位での理解へ」
<現状と課題>
470点未満の方は、リスニング・リーディングともに、英文を単語単位で日本語に訳す傾向があります。リスニングでは、1つの単語を訳している間は、次の単語を聞くことができないので、部分的にしか理解できません。リーディングでは、読むのが遅く、知らない単語が出てくると止まってしまいます。
<トレーニング目標>
音声知覚の自動化を進め、チャンク(意味のある数語のまとまり)で英文を処理できるようにします。
<テキストでのトレーニング(1回目)>
リスニング・チェック ⇒ 語彙チェック ⇒ 基本構文の音読筆写 ⇒ サイト・トランスレーション ⇒ (ヴォーカル)アイ・シャドウイング&音読 ⇒ リスニング・チェック(2)
<アプリでのトレーニング>
テキストでトレーニングした英文のリスニング
600点目標「センテンス単位での理解へ」
<現状と課題>
チャンク単位でイメージ理解が少しできるようになってきていますが、まだ部分的で、聞き逃しや理解の停滞があります。そのため、センテンス(一文)の構造(誰が・何を・誰に・どうするのか)の把握に時間がかかります。
<トレーニング目標>
意味理解の自動化を進め、複数のチャンクを結びつけてセンテンス全体を理解できるようにします。
<テキストでのトレーニング(1回目)>
リスニング・チェック ⇒ 語彙チェック ⇒基本構文の音読筆写 ⇒ サイト・トランスレーション⇒(ヴォーカル)アイ・シャドウイング&音読 ⇒ 英文の速音読 ⇒ リスニング・チェック(2)
<アプリでのトレーニング>
テキストでトレーニングした英文のリスニング、基本構文のシャドウイング
730点目標「パラグラフ単位の理解へ」
<現状と課題>
センテンス単位では日本語に訳さず構造を理解できていますが、複数のセンテンスを結びつけて文脈を理解するのに時間がかかり、パラグラフ(段落)全体の意味を見失いがちです。
<トレーニング目標>
記憶保持の自動化を進め、文脈を捉えてパラグラフ全体を理解できるようにします。これにより、スピーキングでも相手の発言を聞きながら自分の発言を準備できるようになります。
<テキストでのトレーニング(1回目)>
リスニング・チェック ⇒ 語彙チェック ⇒ 基本構文の音読筆写 ⇒ サイト・トランスレーション ⇒ 「英:日」速読比較 ⇒ (ヴォーカル)アイ・シャドウイング&音読 ⇒ 英文の速音読 ⇒ リスニング・チェック(2)
<アプリでのトレーニング>
テキストでトレーニングした英文のリスニング、基本構文のシャドウイング・リピーティング
860点目標「ロジックの理解へ」
<現状と課題>
パラグラフ単位での文脈理解ができていますが、長いパッセージ(文章)では、要点・詳細・結論・理由といった論理構成の把握が瞬時にできないことがあります。
<トレーニング目標>
思考整理の自動化を進め、パッセージ全体の論理構成を素早く把握できる力を養います。これにより、スピーキングでも要点→詳細、結論→理由の順で分かりやすく話せるようになります。
<テキストでのトレーニング(1回目)>
リスニング・チェック ⇒ 語彙チェック ⇒ 基本構文のディクテーション⇒スラッシュ・リーディング ⇒ 「英:日」速読比較⇒(ヴォーカル)アイ・シャドウイング&音読 ⇒ 英文の速写⇒リスニング・チェック(2)
<アプリでのトレーニング>
テキストでトレーニングした英文のシャドウイング、基本構文のシャドウイング・リピーティング
950点目標「リレーションの理解へ」
<現状と課題>
1つのパッセージ内の構造は把握できていますが、複数の文書や発言の内容を比較・関連づけて全体像を瞬時に把握できないことがあります。
<トレーニング目標>
文章構築の自動化を進めることで、文書理解時に重要な情報を効率よく抽出し比較・統合する力を養います。これにより、スピーキングでも論理的かつ簡潔に話せるようになります。
<テキストでのトレーニング(1回目)>
リスニング・チェック ⇒ 語彙チェック ⇒ 基本構文のディクテーション ⇒ 日英あわせ読み ⇒ 「英:日」速読比較 ⇒ (ヴォーカル)アイ・シャドウイング&音読 ⇒ 英文の速写 ⇒ リスニング・チェック(2)
<アプリでのトレーニング>
テキストでトレーニングした英文のシャドウイング、基本構文のリピーティング